5月16日(火)「身元引受人」立本恭子

驚きました。
ガンツさん虐待の一件で、演出助手の清水くんが警察に捕まったようです。
身元引受人として加瀬沢くんが選ばれた事もさらに驚きです。
彼、50音文字カードを使わないとコミュニケーションを取れないような状態なのに…
「彼だと無理じゃないかな?」と皆に聞いてみたけど、みんなが「加瀬沢くんがいても稽古つけれないから丁度いい」って。「彼に行ってもらえばリハビリにもなる」だって。
ハア…ロリ男の皆さんは…合理的なんですなあ…
なんだかアメリカ人のようなんですなあ…
なんてうすらボンヤリと感心している場合でもなく、稽古は着々と進んでいきます。

だって本番は間近なんですから!

バタバタしている稽古場で、清水くんの穴を埋めるかのごとく演助の仕事をこなすガンツさん。偉いです。作業中に絶えまなく独り言を呟いたり、思い出し笑いをするのが少々気味が悪いけど、本当に助かります。
「ホントに有り難うございます」というと、ガンツさんが「アヤヤヤヤヤ…」。
「お菓子、食べますか?」と聞くと、ガンツさんが「アヤヤヤヤヤ…」。
ちっとも会話になりませんが、感謝しています。

それにしても、加瀬沢くんは大丈夫なのかしら…
自力で起きあがれないような今の加瀬沢くんに、Jリーガーの役なんて絶対に無理だと思います。
本人やる気はあるようだけど、セリフひとつ言うだけで二時間はかかるのはちょっと…
それなのに田辺さんが「ハイ!加瀬沢くん、そこで軽快にカズダンスをしながらセリフ!」とか演出するのがよくわかりません。純粋に作品の事を考えたら、セリフやカズダンスを完全にマスターしているガンツさんのほうがJリーガー役にふさわしいんじゃないかな…

 

5月15日(月)「真犯人は!!」今林久弥

30歳過ぎてから脳細胞がどんどん破壊されてるのか、なかなか台詞が覚えられない。今日はガンツか清水君に台詞合わせをしてもらおうと、早めに稽古場に行ったのだが二人とも姿がない。荷物が置いてあるので、台本のコピーにでも行ってるのかと思い、近くのコンビニまで飲み物を買いに行きがてら捜しに出てみた。 するとコンビニの前でガンツに殴る蹴るの暴行を働いてる清水君を発見! 慌てて止めに入り、事情を聞いてみる。最初は「昨日、稽古を無断で休んだこと対する罰です」などと言い訳していたが、問い詰めると泣きながら白状した。どうやら自分よりガンツが皆に可愛がられてる事に嫉妬していたようで、田辺君にバラされたくなかったらと脅し、稽古場掃除や台本コピーなどの仕事を押し付け、更には日常的に虐待を繰り返していたらしい。犯人は松尾さんじゃなかったんだ! 松尾さん、疑ってごめんなさい。あと、シカトしたり、台本に落書きしたり、靴隠したり、Tシャツズタズタにしたりしてごめんなさい。
それもこれも全部清水君のせいだ。彼にはそれなりの償いをしてもらわねばなるまい。

 

5月14日(日)「待人来ず」草野イニ

今日ガンツさんは稽古場に来なかった。

前に稽古場が当日変更になった日に一度来なかった(来れなかった)事はあったけど、他は毎日来てたし、こんな事はじめてだ。

ガンツさんの事を考えてばかりいるからか、街で擦れ違う人擦れ違う人、どの人もガンツさんに見えてしまう。
稽古場でも麻耶ちゃんとガンツさんを見間違えてしまった。
隣の部屋(確かコヤマップと言う劇団の稽古場)では、顔どころか同じ服の人まで見掛けてしまったくらいで、少しノイローゼ気味。
あのファッションが流行っている筈もないのに?

とりあえずこないだヤフオクで落札したガンツ先生を置いて稽古。
でもやっぱり集中できず身が入らない。今日も白眼になってるってダメ出しされた。
こんなんじゃダメだ。
未だにキャットウーマンの役がつかめてない。

ガンツさん、最近元気ないしどうしたんだろう。

昨日の稽古中はマリさんの膝枕でずっと寝てたな。
隣で正座したけど僕の膝枕には来てくれなかったな。
僕の方が気持ちいいと思うんだけど。

ガンツさん、演劇に興味あるっぽいから台本の僕の役のセリフの役名(キャットウー
マン)を「ガンツ」に書き変えて5行に1つくらいセリフをわけてあげてるのに、読
ませようとしても無視するし。

嫌われちゃったかなあ。
もしかしたらプライド、傷付けてるのかなあ。
…でもセリフはあった方がいいと思うんだよなあ。

明日とりあえず謝ってセリフは3行に1つにしてあげよう。

 

5月13日(土)「誰の誕生日だってんだ」丹野晶子

たんのです。飲み物代にお金がかかる季節になってきました。アイスカフェラテ、ファンタスティック!氷も食べます。まずい氷は嫌いです。
今日は、ガンツさんが先日連れて来たお友達、サオトメさんが45歳の誕生日だと言い張るので、みんなで稽古前にお誕生日会を開きました。
サオトメさんは甘いものが大好物!というガンツさんの熱弁もあり、ケーキもしっかり用意。ガンツさんの目の輝き方といったらありませんでした。甘いもの大好物なのは自分なんじゃ・・・。途中で、なぜ私たちは稽古場で、出演しないガンツさんの、さらにその友人を、こんなにも力いっぱい祝っているのだろう?と不思議な気分になりましたが、随分楽しかったので気にしません。
たらたら祝ってたらあっという間に稽古開始、間近。
田辺さんにバレたら怒られるので、大〜〜〜っ!大!大!大急ぎで片付けたんですが・・・。
飾りつけのちぎれたのやら。食い散らかしたケーキやら。隠し切れず。
宴の残骸を見付けて怪しむ田辺氏に
「わたし誕生日で!!27歳になりました!!」
と、わたくし丹野、咄嗟に言ってしまいました。嘘だっての。バレバレだっての。
なのに田辺氏、
「あ、そうだったんだ。おめでと。じゃ、稽古はじめよっか」
って。
それだけっっ?その前に誕生日じゃないしっ。6月5日生まれですしっ。まだ26歳ですしっ。
なんか、「6月生まれ」くらいには覚えといて欲しかった。そんなあっさり。もういい!
ガンツさんに「明日は稽古に来れない」と言われたけど、別にどっちでも!
今日はガンツさんはおとなしく隠れてくれたけど、寝てばっかりでした。食べ過ぎかもね。

 

5月12日(金)「気のゆるみ」清水俊樹

先日はつい取り乱してしまい、掃除道具入れに立てこもるなどというピエロを演じてしまいました、演出助手の清水です。みなさんは平常心、大切にしてますか?

それにしても相変わらずガンツはみんなからチヤホヤされている。何となく不愉快だ。
今日なんかはガンツが遅刻してきた。おかげでこっちは稽古場の掃除や台本のコピーをする羽目になっていい迷惑だった。しばらくして稽古が始まるとどこからともなく「グガ−」「ズゴゴゴゴ」という怪音が聞こえてくる。ガンツのいびきだった。隠れてるくせにいびきをかいて寝てどうする?というより、稽古中に寝るとはどういうことだ!どうせ仕事もしないで昼間から寝ているくせに緊張感がなさ過ぎる。
当然田辺さんはこのいびきに気付いた訳だが、もうみんなの対応は慣れたもので咄嗟に代わる代わる寝たフリをしてガンツのいびきを誤魔化していた。このみんなの連係は、さすがに僕が尊敬する役者さんたちだけの事はあった。

しかし、これはいいぞ。遅刻といい稽古中に居眠りといい、いい加減オッサンからは愛想を尽かすだろう。これは当然罰だ。ロリータ男爵はそう言うところに厳しい劇団だ。そう思っていたがみんなの反応は違った。

稽古後、みんなは遅刻に対して「何かあったの?」とか「途中、車とか大丈夫だった?
」とかむしろガンツを心配している。寝ていたことは「寝顔がカワイかった」とか「つい面倒を見たくなる」とか言ってまたガンツにかまっている。

何故だ?何故こんな体臭のキツいオッサンが?ましてや「ガンツさんの匂いってなんか落ち着く」ってどういうことだ?ただの加齢臭じゃないのか? 

同じくオッサンで加齢臭を放ちまくっている松尾さんは全くチヤホヤされないのに、何故ガンツばかりが……。

 

5月11日(木)「ヒントはスピッツ」大佐藤崇
ヒントはスピッツだった。最近スピッツベストを買ったのでヘビーローテーション。
♪同じな〜み〜だが キラリ〜
いいねぇ

さてさて 田辺がどうしてもマリを放物線に飛ばしたいと言うので、このところその仕掛けの動力部・エネルギー源を探していた。
火薬は危険、水圧は漏れると面倒、電気は劇場の容量オーバー。
煮詰まっていて、このままでは企画倒れになってしまう。やはり人力か・・・・するとかなりの人数がそこに割かれてしまう。(この仕掛けを使用するシーンは半数以上の出演者が舞台上で古畑任三郎のモノマネをしていないと成り立たない)なんとかひとりでいけないだろうか?

そこで聞いていたスピッツ!
♪同じな〜み〜だが キラリ〜 (中略)空も〜飛べるはず〜
これだ!閃いた!
イニの体重なら一人でマリを飛ばせるぞ!フェルマーの定理でイケる!
さっそく設計図を書いて舞台監督さんに見せた所、物理的に可能とのリアクション。
計算通り!
仕掛けの写真は載せといてやる。

あと清水君からミスチルのCDが返ってきた。俺貸したっけ?
ただ、今俺はミスチルじゃない
♪粉〜雪〜 ねえ 心まで白く〜

PS,仕掛けは予算の都合上ボツになった。せっかくの設計図が。なんで?

 

5月10日(水)「マリは不思議な薬草を手にいれた」斉藤マリ
さて、松尾さんのガンツへの暴力が発覚して2日目なわけだけど、
いまだ暴力を否定していて大人気ない事この上なしな松尾。
こうなったらもうしかたないわけで、
とりあえずガンツに直接聞いてみたわけ。
でも、ガンツ頑固でなかなか口を割らない。
頑固なガンツ。なわけ。

でも問いただしている間ずーっと
「痛たたたたたたたたた」
と言っているので、さすがにちょっと気の毒だから
私が絶大なる信頼を寄せる軟膏、
ニキビにも効く「オロナインH軟膏」
エグイ傷にも「トフメル」
この2大スター軟膏をわける事にしたわけだけど、
「自分にはそういうのは効かない」
といって、オリジナルの薬草をおもむろにポッケから取り出したわけ!

非常に神秘的だったので、羨ましがっていると、あっさりと分けてくれたわけよ。
でも、飲むにはちょっと勇気がいるわけなのね。そんなわけで、
最近ガンツと接触すると下がしびれると言ってた摩耶ちゃんに、
飲ませる事にしたわけ。

 

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