あいつは裸足

あいつは裸足


公演写真はこちら


田辺氏語る

超歌劇団との合同公演(9月)、『水を漏らした』(11月)、そしてこの公演(1月)とおよそ1ヶ月おきの公演ペースで、またこの時期に平行して自分プロデュースのイベントを相当数こなして、更に稽古もお正月挟んでたりしたもんだからとにかく執筆&稽古時間がなかった。
いつも台本執筆に1ヶ月、それまでの構想に1〜2ヶ月ってのが僕のペースだから普通に考えて時間が足りない。とにかくこれまででも特に急ぎ足で作った公演の印象。
この時間のない中から編み出した技が、家でパソコンで書いた台本をメールで役者の携帯に送り、役者は全員携帯の液晶画面を見ながら稽古を進め、その間に家から稽古場へと向かうと言うもの。携帯画面に食い入りながら演技する人々の様は異様だった。
自分的には「この短期間でよく書けた」と褒めてあげたい気分だが、付き合わされる役者やスタッフさんからは褒められたもんじゃない。もうちょっとスケジューリングを考えなくちゃね。
話の設定は、スタッフの妹さんが大佐藤君のファンで、どんなの観たい?って聞いたら「野性的な大佐藤君が観たい」って言うんでそのまま大佐藤君を野生児って話にしちゃった。
面白いアイデアはいろいろと盛り込めて濃縮感は出てたのかも知れないけど、それをうまく消化出来なかった気もする。もっと遊べたと思うし、活かし切れてない設定もあって残念。ストーリーも月並みな感じだったと言うか、もっと渾沌とさせても良かったかな。自分的にはね。
この時、特に意識していたのが「いい話」。下らないもの、安っぽいものって大好きで、送り手の立場でどうしたらそれが伝わるかと突き詰めていくと「いい話」に辿り着く。ハートウォーミングって引いて見ると、これ程おバカな安い世界はないから。
作品的には「いい話」として楽しんでもよし、そのヤバさを面白がってもよしと観る側に見方を委ねてはいるけど、最後にはどっちの見方も麻痺してしまう様なものが出来ればベストかなって思ってる。
ただ、そう言うの意識し過ぎると作ってる側が麻痺し始めてよく分からなくなるんだよね。ここら辺はもうさじ加減ひとつでどっちにも偏っちゃうから。

公演データ

2004.1/22〜26   

下北沢駅前劇場

・演出 田辺茂範

出演 大佐藤崇 斉籐マリ 役者松尾マリヲ 加瀬澤拓未 丹野晶子 大沢ラーク 草野イニ 斉藤麻耶 田辺茂範
   西部トシヒロ 伊藤修子(拙者ムニエル)
   清水俊樹 濱井海 森知行 丹羽純子 うらん

舞台監督   海老沢栄
助手     松堂雅

照明     中山仁 ([株]ライトスタッフ)
音響     中村嘉宏(atSound)
音楽     佐藤こうじ(現在位置)
映像     河内大祐


映像操作   佐藤真一
舞台美術   青木すみ子 森知行

 濱井海
小道具    清水克晋(SEEMS) 山本愛
衣装     小川広野 川島今日子 斉藤美穂 堀内愛 斉藤由香里 大沢ラーク
メイク    斉藤麻耶
レビュー指導 足立雲平
電飾指導   オメス吉祥寺(ゴキブリコンビナート)
宣伝美術   森田涼子


演出助手   加瀬澤拓未 清水俊樹
制作     今井香月 
制作補助   豊島英理子 藤田千沙 
当日運営協力  三村里奈(MRco.)